こんにちは。浦安駅前整体院の西念です。
今回のコラムは施術中でもよくご質問を頂く『産後の骨盤矯正』の必要性です。
そしてその際にコルセットを利用する方が効果的なのか？！という点も踏まえて
お伝えしていこうと思います。
目次
産前と産後の骨盤の状態
産前（妊娠前）の骨盤の状態
女性の骨盤は男性に比べて前傾している方が多くいます。
その理由は…
・筋力が男性に比べて少ないため、腹筋やお尻の筋肉などで骨盤を支えきれない
・ヒールや踵の高い靴を履くことが多い
この2つの原因が女性の骨盤の前傾の原因の殆どをしめております。
このような理由から女性の骨盤は産前（妊娠前）から大きく前傾している方が多く、
その為骨盤が開きやすい状態になっていると言えます。
（骨盤は動きの性質上、前傾すれば開き、後傾すれば閉じやすくなります。）
産後の骨盤の状態
妊娠中の女性の骨盤は出産に向けてとても柔らかくなり開いていきます。
産後、徐々に骨盤は閉じていきますが、一度開いてしまった状態からすぐに元の状態には戻りません。
そして産前時にお伝えした筋力やヒールを履くことなどから
より開いたまま閉じずらい状態になっており、自力で戻すに限界があります。
そんな中子育てが始まる為、骨盤は不安定の状態から回復しづらくなっているのです。
産後の骨盤矯正の必要性
ではそもそも骨盤矯正とは、開いた骨盤を閉じる為だけに行うのか？
その答えはNOです。
もちろん開いてしまった骨盤を閉じることも骨盤矯正を行う上ではとても重要な事ですが、
それ以外にも骨盤矯正を行う必要性があります。
それは…
・妊娠中に悪化した姿勢を回復させる
・骨盤の歪みにおいて滞ってしまった脳脊髄液を循環させる
事になります。
妊娠中に悪化した姿勢を回復
妊娠中にお腹が大きくなるにつれて骨盤の前傾は強くなり、骨盤の開きが出てきます。
それに伴い体の重心が前方へ移動することで、
股関節や膝関節は内旋し、足は扁平足や開張足になりやすくなります。
そして産後その姿勢のまま抱っこを行う為、より姿勢の崩れが出てきます。
その様な体の変化が出てくると、バランスを保とうとするあまり
腰椎の前弯は増強、首はストレートネックに陥りやすくなります。
その為、腰痛や頭痛、肩凝りなどの症状が慢性化し常に痛みや凝りを伴う体となってしまいます。
脳脊髄液の循環
産後はすぐに赤ちゃんもいることもあり運動は出来ません。
その為動くことでより循環されると言われる
脳と脊髄の周りを満たしている脳脊髄液の循環が滞ります。
脳脊髄液の循環が滞ると代謝や神経機能の低下に繋がり、
最終的に回復力の低下に陥り、うまく睡眠がとれない…常に疲れている…等の
症状をずっと感じることになりやすいのです。
ですので、
産後に骨盤矯正をする必要があるのか？という問いに関して
確実に産後骨盤矯正をする必要はあります！！とお答えします。
コルセットを併用すると効果はどうなるのか？！
産後の骨盤矯正とコルセットを併用するとより効果的に骨盤が安定しやすくなります。
理由は出産に向けて骨盤が開く際に、骨盤を取り巻いている靭帯が緩んでしまうからです。
骨盤矯正を行って形を整えてもその状態を維持する為には、筋肉や靭帯の力が必要となります。
しかし、妊娠中に靭帯は緩んでしまい、産後動けないことで筋力が低下してしまう為、
骨盤矯正を行ってもよい状態を保持する力が弱いため、
コルセットを利用した方がより早く安定した骨盤になりやすくなります。
早期に骨盤が元の状態に近づくと、凝りや痛み、倦怠感など体に抱えるストレスの時期が非常に短くなり
回復力や代謝などが低下しないですむのです。
※コルセットの必要性については下記の記事を参照してください。
産後の骨盤矯正とコルセットの併用についてのまとめ
産後に骨盤矯正は必要なのかな？っと思っている方には骨盤矯正はとても重要だという事を
ご理解頂けたのではないのでしょうか。
出産後は子供から目を離せない…。っという理由から
何となくご自身の体のケアを疎かにしてしまい、のちのち体の歪みや症状をケアをするために
時間とお金がかかってしまいます。
旦那さんや親御さんなどのご協力が得れるのであれば少し頼ってみて下さい。
将来のあなたの体を守る為にも是非『骨盤矯正』を受けて下さいね！
