こんにちは!
浦安駅前整体院です。
今回“坐骨神経痛”かも?ということで太ももの外側のピリピリするようなシビレを訴えてご来院された方のご紹介となります。
シビレが出ると何かヘルニアや何かの大きな病気かと心配になりますよね💦
でも実は、坐骨神経ではない神経と要因の筋肉が隠れていたんです!
目次
外側大腿皮神経痛とは?
見出しにもある通り、隠れていた神経というのが“外側大腿皮神経”と言う神経になります。
この神経は腰椎の2~4番目から出る神経で、骨盤を通って太ももの外側の皮膚の感覚を司っている
“感覚神経”です。
今回の方の様にこの神経が何らかの影響で圧迫させれると、下の画像の様に“外側大腿皮神経痛”として
太ももの外側(前側より)にピリピリとして感覚が現れます。

この神経痛は座っている時のベルトによる締め付けで物理的に起こることが多いのですが、
実は意外な所に原因が潜んでいることがあります。
その一つが、腸腰筋です!
今回は、筋肉由来の視点から外側大腿皮神経痛を掘り下げていきましょう。
外側大腿皮神経の走行と圧迫ポイントを知る

ー鼠径部を通る神経の意外なルートー
外側大腿皮神経は腰椎(L2~L3)から分岐し、骨盤の内側を通って大腰筋と腸骨筋の間をすり抜け、最終的に鼠径靭帯の下をくぐって太ももの皮膚へと伸びていきます。
この神経の特徴は、皮膚の感覚を支配する「感覚神経」であることです。
運動には関与しないため、筋力低下などは起こりませんが
「ピリピリ」や「ジンジン」といったしびれや灼熱感、異常感覚が強く現れます。
圧迫されやすいポイントは、まさに鼠径部です。
この狭い通路でベルト、ジーンズ、妊娠、肥満などの外的要因が圧をかけることで
神経が締め付けられて症状が出現します。
腸腰筋の短縮が神経を締め付けるメカニズム

ー座りすぎ・猫背が引き起こす筋緊張の罠ー
腸腰筋は、腰椎から骨盤の内側を通り、太ももの内側にある小転子へとのびるインナーマッスルで
主に股関節を屈曲する役割を持っています。
デスクワークや長時間の座っている姿勢が続くと、股関節が屈曲した状態が長時間続くということになるので腸腰筋は緊張し、固まったままになってしまいます。
この腸腰筋が緊張・短縮すると、近くを走る外側大腿皮神経を間接的に圧迫することがあります。
それが原因でしびれや違和感の原因になるのです。
つまり、痺れはあるものの神経自体の異常ではなく、姿勢やそれに伴う周辺の筋肉の緊張から
悪影響が及んでいるケースもあるということです。
まとめ
いかかでしたしょうか?
足の痺れと言えば、代表的なのはやはり腰のヘルニアや坐骨神経痛などがよく聞く症状かと思います。
しかし、今回の症状のように症状が現れる場所によっては、実は別の原因が隠れていることもあります。
今回来院された方は、上記の腸腰筋の緊張にアプローチをしたことで現在は症状は落ち着いていますが、お体の癖からまた戻ってしまうこともある為定期的にケアさせて頂いてます。
もし、自分も姿勢や今抱えている症状が気になるという方はぜひ一度ご相談下さい!
おまちしております!