こんにちは、浦安駅前鍼灸整体院です。
子供の身長がもう少し伸びたらな~と思うのですが整体で効果はありますか?
結論から言ってしまうと、整体で骨自体を伸ばすことはできませんが、不良姿勢などからくる【体のゆがみ】で損ねてしまっている分の身長は取り戻すことが出来ます。
これは子供にも大人にも共通して言えることです。
当院では客室乗務員の試験を受ける方向けに身長UPコースをご用意していますが、CAになりたい!と言う方以外にも、『子供の身長を伸ばしたいのですが整体で効果はありますか?』と問い合わせを受けることがあります。
年齢や生活習慣(栄養・睡眠・運動)、体のゆがみの状態によってどれくらい伸びていくかは個人差がありますが、せっかくある自分の身長を損なわないために大切なことを書いていきたいと思います。
目次
身長を損ねてしまう体のゆがみ
≪日常生活のちょっとした癖で体はゆがんでいく!≫

猫背、反り腰、ストレートネック、側弯などのゆがみがあると、本来ある身長よりも低くなってしまうことがあります。
体がゆがむきっかけの例を挙げてみると、
・日常生活のちょっとしたくせ
→どちらかの肩に重たい鞄をかける
・無意識のうちに身についた動かしやすい方向への反復動作
→必ず同じ方向に足を組む、片足重心で立つ
・同じ姿勢を取り続けることで筋肉が緊張する
→勉強やゲームなどで長時間猫背や顎が前に出た姿勢になっている
…などなど。
意外とやりがちですが、こんな風に日常生活の中にゆがみの原因は隠れています。
上記のような癖の積み重ねで背骨の並びが崩れたり、体の前後左右の筋肉のバランスが崩れてしまったり、左右どちらかの関節に負担が大きくなってしまったりします。
こういったゆがみの原因を取り除いていくのが整体で出来ることです。
≪1回の整体で体のゆがみは改善するの?≫
1回の施術での効果や持続性は個人差があります。
なにかしらの不良姿勢がある方の施術を行うと、施術直後の計測で0.5~1センチ程度伸びている方が多いです。
しかしゆがみが強い方は元の状態に戻りやすいので、最初は週に1~2回程度施術を行って体の状態を定着させていくのが理想的です。
また、ゆがみを調整した状態を保っていくためには、楽だからと取ってしまう自分の癖を取り除き、普段から正しい姿勢を意識して生活することや、自分で簡単なストレッチを行うことも必須ですので、日常生活でのセルフケアも含めてアドバイスをさせていただきます。
そして一つ覚えておいてほしいは、正しい姿勢=楽な姿勢ではないということです。
座り姿勢を例に挙げると、理想的な姿勢を取ろうとすると背筋や腹筋の緊張が必要になります。
これらの筋肉を使わずに座ると、猫背で顎が前に出るような姿勢になりがちです。

この姿勢は筋肉を使っていないので楽ではあるかもしれませんが、背筋も腹筋も使えておらず、背骨の理想的な弯曲も失われているため、正しい姿勢とは言えません。
身長はいつまで伸びる?
個人差はありますが男の子は12~14歳、女の子は10~12歳ごろが最も身長が伸びる時期になります。
この急激に身長の伸びがみられる時期を『成長スパート』といいます。
この時期男の子は10~12センチ、女の子は8センチ程度身長がぐっと伸びその後伸びはゆるやかになり、18歳くらいには止まります。
また、女の子では初経を迎えることが成長スパートのピークを過ぎたサインとなります。

≪どれくらい伸びる?~身長予測~≫
個人差はありますが、両親の身長から身長を予測することができます。
男子= (両親の身長の合計+13)÷ 2+2
女子= (両親の身長の合計-13)÷ 2+2
私の場合だと身長が164センチですが、父が173センチ、母が164センチなので
女子=(173+164-13)÷2+2=164
と、予測ぴったりまで伸びました。
一つの目安として、参考程度に計算してみてもいいかと思います。
体のゆがみ以外に大切な要因
≪栄養≫

特に大切なのは三大栄養素でもある炭水化物とたんぱく質。
しっかり摂れていないと、身長を伸ばすことよりも生命維持や活動のエネルギーに優先的に使われてしまいます。
そのため身長を伸ばしたいという視点から見ても成長期のダイエットは推奨できません。
もちろん子供でもカロリーオーバーだと肥満になってしまうので、ただ食べればいいというのではなく栄養バランスは考える必要があります。
プラスアルファの栄養素として、
・骨の原料となるカルシウム
・カルシウムの吸収を助けるビタミンDやマグネシウム
・成長ホルモンの形成とたんぱく質の合成を促進する亜鉛
・身体づくりに必要不可欠な鉄分
なども大切です◎
≪睡眠≫
身長を伸ばすために重要なのが成長ホルモンの分泌です。
成長ホルモンには骨や筋肉の成長を促す働きがあります。
寝ている間に最も分泌されるため、睡眠時間をしっかり確保しましょう。

中学生では8~10時間が理想ですが、勉強やスマホの使用、ゲームなどでここまで取れている中学生は少ないのではないでしょうか?
特に日本の子どもは睡眠時間が短いと言われており、中学生だと平均の睡眠時間は8時間以下だそうです。
基本中の基本ですが、やはり睡眠時間はしっかり確保しないといけません。
≪運動≫
適度な運動も身長を伸ばしていくためには必要です。
ジャンプ動作をするようなスポーツは骨への刺激になりますし、全身運動(走る、泳ぐなど)は成長ホルモンの分泌を促進してくれます。

ただ成長スパートに入ると骨が急激に伸びるため、強度の高い運動をしていると骨や筋肉への負担が大きくなる場合があります。
そういった時期は指導者とも相談しながら体のメンテナンスをしつつ、運動量の調整が必要なこともあるので注意です。
まとめ
このように、自分の身長を最大限伸ばしていくには
・体のゆがみをとり、正しい姿勢を身に着けること
・必要な栄養素を十分に摂ること
・中学生でも8~12時間の睡眠を心がけること
・骨への刺激になる運動や成長ホルモンの分泌を促す運動を行うこと
が大切です◎
どれも基本的なことですが、すべて気を付けられているか?というと、意外とできていない部分があると思います。
また、整体では不良姿勢などにアプローチしていきますが、生活習慣が乱れる原因がどこかに隠れていたりします。
不良姿勢があるために消化器の働きが悪く食事が摂れない、筋肉の緊張が原因でうまく睡眠が取れない、体の硬さがあるために運動をするときにうまく体を使えなかったりと、体のゆがみをとることで生活習慣が改善される場合も多くあります。
しっかりお話を伺いながら施術を行いますので、お悩みの方はぜひご相談ください^^

