50代 女性
2~3年前から左膝の痛みを感じ整形外科に行ったところ、膝に水が溜まっていると指摘され
水を抜いたとの事。
その後、痛みは無くなるどころか更に強くなり、また水が溜まリ始めた。
膝の痛みと共に左側の腰痛を感じ、歩くのが億劫になり来院。
まず、膝の状態を診ると脛骨(スネの骨)が外旋(外側のねじれ)、外方に歪んでいる状態。
また、腰椎が左側に側彎し左仙腸関節は離解状態である為、左大腿四頭筋
(太ももの前側の筋肉)が硬くなり膝蓋骨(お皿)を上方に引っ張ってしまっている状態であった。
膝が痛く完全に屈曲(膝を曲げる動作)が出来ないため左大腿四頭筋を緩め
膝蓋骨の動きをつけ、脛骨の外旋・外方を調整。
また、左仙腸関節と腰椎の調整を行った。
数回の施術で水が溜まっていたのがなくなり、少しずつだが膝を曲げることが
痛みなく出来るようになってきた。
しかし歪みの大きさと体の硬さが強いため、家でも入念にストレッチとウォーキングを
してもらうようにしている。
膝に水が溜まるということは膝の中で炎症状態になっていることが多く、それを冷やすために
水が溜まる。
その水を抜くと炎症が強くなり更に痛みが強くなるケースが多いため、
判断に気をつけていかなけれならない事が多い。
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