「側弯症(そくわんしょう)」とは、背骨(せぼね)が横に曲がっている状態のことです。
人の背骨は、本来まっすぐに見えますが、側弯症になると背骨が左右にカーブして、ねじれも加わるようになります。
- 正常:背中から見ると、背骨はまっすぐ
- 側弯:背骨が「S字」や「C字」のように横に曲がる
このゆがみは、見た目の問題だけでなく、酷くなると肺や心臓、内臓を圧迫したり、腰や背中の痛みが出ることもあるため、早めの発見と対応が大切です。
~子どもの背骨のゆがみに気づいていますか?~
「側弯症(そくわんしょう)」とは、背骨(せぼね)が横に曲がっている状態のことです。
人の背骨は、本来まっすぐに見えますが、側弯症になると背骨が左右にカーブして、ねじれも加わるようになります。
このゆがみは、見た目の問題だけでなく、酷くなると肺や心臓、内臓を圧迫したり、腰や背中の痛みが出ることもあるため、早めの発見と対応が大切です。

側弯症には、いくつかの種類があります。主に以下の2つが子どもに関係します。
「思春期特発性」とは、「成長期に原因がはっきりしないまま起こる」という意味です。 子どもの側弯症の約8割がこのタイプといわれています。
側弯症は特定の原因がわからないことが多いですが、次のような特徴があります。
側弯症は見た目では気づきにくいことも多く、学校の検診で発見されることがよくあります。
お子さんに次のような特徴があれば、側弯症の可能性があるかもしれません。
これらの変化があったらもしかしたら側弯症があるかもしれません。
日本では、小学校5・6年生と中学1年生を対象に「側弯症検診」が行われています。
検診では、「前屈テスト(モアレ検査)」などで背中の左右差を調べ、異常がある場合は整形外科への受診がすすめられます。
ただし、検診で見逃されることもあるため、家庭でも日常的にチェックすることが大切です。
整形外科では、以下のような検査が行われます。
コブ角(Cobb角)とは、側弯の程度を数値で表す方法です。
| コブ角 | 側弯の重症度 |
|---|---|
| ~10度 | 側弯症ではない(歪みがある状態) |
| 10~20度 | 軽度 |
| 20~40度 | 中等度(経過観察・装具療法) |
| 40度以上 | 重度(手術の検討) |

側弯症の治療方法は、側弯の程度、年齢、成長の進み具合などによって異なります。
もちろん側弯症でも運動は可能です。
特定のスポーツを行っている学生さんが多いので、そのスポーツ特有の癖が付きやすいため、運動をしながらしっかりとケアをすることをおススメ致します。
POINTここがポイント2.でご案内したように脊柱側弯症は①機能性側弯と②構造性側弯に分かれます。
①機能性側弯は日常生活の癖によって起こるいわゆる「歪み」になります。
しかし、②構造性側弯は骨の形状の変化を伴ったものになりますので、大きく体の歪みが出やすくなります。そして、それは成長期が終わるまで進行する場合がほとんどですので、成長期が終わるまではしっかりとお体のメンテナンスを行い、歪みの状態を出来るだけ少ない状態で留ませることで見た目の問題ももちろんですが、将来痛みやコリの出にくい体作りをしていくことが大切となります。
側弯症の対策の施術として当院ではジュニア世代に特化したカイロプラクティックを行っております。
症状が出ていない(酷くない)状態だからこそ、お体のケアが大切だと考えております。
側弯症は、早く見つけて対応すれば、進行を防いだり、軽くすませることができます。
多くの子どもは、痛みを感じずに進行するため、見逃されやすいのが特徴です。
ご家庭では以下の点に注意して、お子さんの体の様子を観察してあげてください。
また、コルセット治療や運動制限に不安を感じている子どもには、「焦らなくて大丈夫」「ちゃんと体を守るための治療なんだよ」と安心できる言葉がけをしてあげてください。
「脊柱側弯症」は、見た目の変化からはじまる、成長期に多い体のサインです。
決して珍しい病気ではなく、正しく向き合えば、進行を防ぎながら健康な日常生活を送ることができます。
お子さんの未来のために、「ちょっと変かも?」と気が付いたら医療機関やカイロプラクティック専門院などに足を運んでみることが何よりも大切です。
